


私達のこと

400年以上続く農家が立ち上げた企業
株式会社グリーンファームワタナベは、茨城県下妻市・常総市で「米、麦、ネギなどを栽培する農業事業」と、東京・秋葉原スタジオで「WEBや紙媒体、動画などの制作を行うクリエイティブ事業を行う会社です。
江戸時代にまだ未開拓だったこの地に入植し、代々農業を営んできた「渡辺家」の事業をより持続的・発展的に行うため、2020年に法人化しました。2024年現在の作付面積は50ヘクタールほどで、離農が進むこの地域の農産業を支えるために、スマート農業・DX化やドローンの導入等、事業の成長を目指し様々な活動を行っています。

農業を取り巻く環境の厳しさを糧に
農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。
日本全体の課題としては主に(1)農業従事者・後継者の減少と(2)肥料・光熱費・農業機器高騰などによる収益の減少があげられます。
(1)は総農家数は1995年は490万戸だった農家が、2005年は334万戸、2015年は216万戸、2020年は175万戸と半減以下となっています。また、農家の多くが65歳以上の高齢層で、今後はさらなる減少が予想されます。
(2)はインフレ・世界情勢の変化等から、原材料費の高騰が続く一方で作物価格への転化が進まず、結果、同じ規模で農業を行うと年々収益が悪化していくことが考えられます。


さらにグリーンファームワタナベが作付けを行う下妻・常総地域は2011年3月の東日本大震災、2015年9月の「常総水害」で大きな被害を受けました。特に常総水害では当社だけではなく地域の多くの農家が、収穫したばかりの作物や農機具に甚大な被害を受け、営農が難しくなるケースが多発しました。
ただ、農業は地域の産業の要であり、関連する地方企業の雇用等を支えるためにもなくてはならないものと考えられます。
離農が進む今、私達が地域を支えるためにできることはなにか。それは、これから100年先もこの地に豊かな農文化を伝える「可能性」を残し続けることです。
確かに厳しい時代です。ただ一方で、大規模化など対策が取れる時代でもあります。当社は今後さらなる大規模化や作業の効率化、「農業を続ける」ための工夫(別事業・新規事業の立ち上げ)など、様々な取り組みを通じて、持続可能な農業に取り組みます。
農の魅力を伝える

当社では、農業事業やクリエイティブ事業でお世話になった方々などをお招きし、不定期で農業体験会や羽釜で炊いたご飯の試食会などを行っています。自分で植えた作物を、一番美味しい状態で食すのは何よりのごちそう。やる度に「美味しい!」の声が聞けることが私達のやりがいにもなっています。
大規模化・6次産業だけではないチャレンジを

業界経験豊富なクリエイターが行う新事業
当社では大規模化など経営を安定させるための取り組みを行っていますが、別のアプローチとして新事業(WEBや紙、動画など様々なチャネルで必要なクリエイティブ・制作事業)を立ち上げました。
メインとなるスタッフは業界経験20年を超えるベテランで、立ち上げたばかりですが制作実績も豊富で安心しておまかせいただけます。
収益の多角化で、より安定した組織運営を行い、次の世代に引き継げる地域産業の新しいカタチを目指します。